何となく富士山

 1983年5月、初代愛車シルビアで初めてのBirthday
ドライブ。行き先は富士山!

 ところが、中央道・小仏トンネル内でトラックを追い
抜き速度取締りの餌食、そして免停へ。初めての反
則キップをきられたまま、とりあえず五合目まで直行。
天候も気分同様霧に覆われ、視界不良。そして、惨
めな帰路となりました。これがいってみれば、富士山
との最初の接点です。

 これといった目的もなく、五合目まで行って記念の
ものでも買って帰ろうくらいに考えていたので、「根性
入れて出直して来い!」と叱られた感じでした。以来、
富士山の「山神」の存在を信じています。

初代の愛車、日産シルビア1800cc LSE-X
ホイールはホシノ・インパルシルエット
エンジンはZ型4気筒ツインプラグタイプで、
スカイラインのL型6気筒エンジンとともに好評のものでした。

 1985〜1989年の間、仕事で山梨県まで毎月営業出
張することになりました。

 勤務先に車が配備されていなかったため、必然愛車
のシルビアで中央高速を利用、いやでも四季折々の
富士が視界に入ってきます。そして、日本人ならばだ
れでも思う「一度は富士山に登ってみたい」という気持
ちが芽生えつつあったのです。

 ところがそうはいっても、当時は「山」よりも「海」とい
うことで、もっぱら湘南や伊豆に夢中でした。「お気に
入り」にもありますが、「海」と高中正義のギターサウン
ドの絶妙なマッチングにハマっていたのです。
 
 そして、90年代も後半いよいよ・・・。