2008

26Aug  Santiago→Negreira 22km
27Aug → Otveiroa 33km
28Aug →Musia 30km
29Aug →Finisterre 29km

「北の道(沿岸コース)」を終えて、SANTIAGOから出発!114kmの道のりです。
北の道を一緒に歩いたマックスくん、ゴマ、サムエルも歩きました。

Negreiraの巡礼宿に到着。

パスタを分けてくれっました。
しかしベッドはすでに満杯。 庭に用意されていたテントで寝ることになる。

その後、夕方になって障害者用のための個室に
入れてくれました。

この杖と一緒に歩きます。
この男の子が、あと1キロメートルだと教えてくれました。
今日は静かな部屋にベッドをもらうことができました。

なんと、二年前(2005年)に「銀の道」で
出会った、ホセにこんなところで再会。

このままフェニステーレに行くことができます。
その後、ムシアに行くか、先にムシアに行くか?
分かれ道です。
私たちは、先にムシアに行くコースにしました。

ムシアも海に面 した街です。
ムシアの巡礼宿。
白い灯台
この石をくぐると、腎臓に良い、腰に良い、リュウマチに
良いとされています。
いくつかの石には伝説があり、「帆」「舵」「船体」が
点在します、
聖人サンティアゴがガリシアを布教中、海に向かって祈り
を捧げていると、海上に石の船に乗ったマリアが出現し、
天使が舵をとっていたという伝説があります。
サンティアゴは、ここに祭壇を作り、マリア像を置いたの
ですが、それが後に発見されたとか。
その場所に礼拝堂が建てられています
海の幸をいただきます。

では今日はいよいよFinisterreを目指して歩きます。
大変だったのは、道しるべがわかりにくかったこと。基本的には、逆コースの、フェにステーレからやってくる人のためのものが多く 混同しがちです。

途中から雨が降ってきました。
今日は、ムシアのインフォメーションで聞いた、水の中に
沈む橋を渡る日。
なんと雨も本降りになるし、水かさも増して、飛び石の間隔
も広いし、石はがたがた揺れるは、 滑りそうだわで大変!
昨日の巡礼宿で一緒だった、スェーデンの青年は、Finisterre
からムシアに向かって私たちとは逆からやってきて ここで再会!
私 は、最初の一歩がかなり恐かったのですが、そのあと、
裸足で水の中の石を飛び越えるのが楽しくなって、笑いな
がら向こう岸に到着しました。
やっとフィニステーレに到着。 雨は止んでいっましたが、一面真っ白な世界。 三年前に初めてここへ来たときは、青い空と青い海に感動したものですが、それとは全く別 の顔。
この天気ではと、もう一泊延長しましたが、次の日も改善されず、真っ白いまま。 でも、海岸で貝をたくさん拾いました。
宿を探していると、新しくできたばかりの巡礼宿のオーナー、イルデに連れていかれ、ここに二日滞在しっました。
イルデのお姉さんのピラールや、親戚はこのあたりに住んでいて、すっかり仲良しになりました。
もしかしたら、ここに来た目的は、彼女たちに会うことだったのかもしれません。
翌年(2009年)も、このおばちゃんたちに会いに来ました。
「北の道」で一緒だったドイツ人夫婦に再会。
よっぽどご縁があるようです。
再びサンティアゴへ帰ってきました。
もう知った顔はいません。

フェニステーレでの儀式は、巡礼中に着ていた服を 燃やすこと。
岬の突端まで3kmほど歩いたものの、この日は夕日どころか海
さえ見えるはずも なく、真っ白い世界の中で、服を燃やしました。