九六艦戦W型(S=1/8)の製作

作って見ようと思い立ったものの寄り道などして時間がなかなか取れない。ただ機体の諸元などは以前から考えていたし、図面もほぼほぼ出来ているので後は気持ちの問題だけとなりやっと手を着けることができた。
 今回は縮尺を8分の1とし、材料は主にスチレンシートを使って軽い機体を作ってみたい。重量はどの位になるか分からないが出来るだけ軽く作りたい。GPパワーでの九六の最大の弱みは主脚で下手な着陸をすると必ず壊れた。これも課題のひとつ。

九六艦戦W型(S=1/8)の諸元
種別 スポーツスケール
全長 94.6cm
全幅 137.5cm
主翼面積 27.8dm2

製作のための参考資料は、松葉稔、精密図面を読む[9]の図面を使用した。この図面はU型だが、風防を変えればW型になりそうなので良しとする。(22/08/28)

 

作図中のJWW画面

主翼と水平尾翼が形になってから大分日にちが経ってしまった。理由は、胴体の構造が決まらないため。
 バルサが材料であれば例えば甲板貼りなどのように胴枠にバルサを貼って何らかの被覆をすれば良いと思うが、スチレンシートを貼って塗装仕上げを考えると強度の面からもシートを余り細切れにしたくないし・・・と云うことでまだ考えが固まらない。
 「下手の考え休むに似たり」でそろそろ工作を進めたい・・・(22/12/04)

作図中の胴体

 

22/10/29:水平尾翼のカバリング

 26g/m2のグラスでバギングし、エレベータをカット。安定板には1mm、エレベータには2mmバルサを貼る。エレベータの左右の繋ぎはφ2のカーボンパイプを使う予定。
 それにしても工作スピードが上がらないのは歳のせいか???

22/10/10:水平尾翼の製作

 主翼と同じリブ組にしようかと考えたが、10mmの発泡板にグラスを貼ることにした。発泡材を水平尾翼の形に切り出し、翼型状にサンディングした状態。重さ約4g

22/10/08:基準翼と左外翼のズレ

 気を付けて組み立てた積もりだったが盛大なズレが生じていた。3mmのスチレン板を貼り付けてサンディングして誤魔化すことにした。
 接合後の主翼の重さは約105g。

22/10/05:主翼接合準備

 正確に出来ていればピッタリと合うはず。期待どおりズレが生じている。
 接合はエポキシで接着した後接合部をグラスで補強する予定。

22/09/24:基準翼前縁部

 2mmのバルサ材を使用。マスキングテープは前縁整形のための保護。

22/09/23:基準翼上面のプランク

 プランク材に幅広のマスキングテープを貼り付けリブに沿わせる。接着剤はセメダインスーパーXを使用。

22/09/22:主脚取付部

 プランク材を切り取ってベニア板を取り外そうとしたところ接着剤が廻って取れなくなったので切り離した。

22/09/19:基準翼下部のプランク

 プランク材に10mm幅のUDテープを貼り付け、リブとスパーを瞬間で接着する。

22/09/19:主脚リブ補強材貼付

 リブに補強材を貼付、主脚をセットするベニアを支えるバルサ材を接着したところ。

22/09/18:基準翼リブ仮組み

 リブとスパーを仮組みした状態。

22/09/18:基準翼リブ台

 4mm厚の発泡版にリブ台を接着したところ。

22/09/14:基準翼スパーなど

 スパー類は350mmにもなるので二分割で切り出し、瞬間で繫ぐ。

22/09/14:主脚リブ補強

 主脚基部を支えて主翼に力を分散させるため1.2mmのベニアで作って見た。上手く行くかどうかは分からない。

22/09/14:基準翼リブ

 外翼はナイフを使ったが結構大変だったのでフライスで切り出した。リブ長が250mmもあるので一度には切れない。零点を定めて材料をずらしてカットする。少しズレたが手でカットするよりましか・・・

22/09/01:エルロン前縁部処理

 エルロン前縁は斜めにカットする必要があるので3mmのスチレンシートを使用した。瞬間で接着した後エルロンを切り離し、必要な加工をした。削りにはバルサカンナが使いやすい。ヒンジはフィルムタイプを使う予定。この状態で約32g

22/09/01:後縁部処理

 後縁よりも幅の広い2mmスチレンシートを後縁部に瞬間で貼付、接着剤が硬化してから薄刃のカミソリでカットする。

22/09/01:エルロン部処理

 外翼本体後縁とエルロン前縁にそれぞれ2mmと3mmのスチレンを貼り付ける予定。5mm幅にプランクを剥がし、リブも切り取る。

22/08/28:右翼外翼プランク完了

 スチレンシートには目があるのでリブに沿うようにシートの方向を選んだ。前縁に2mmのシートを貼りサンディングすれば完成。
 ただ、エルロンの切取り法を決めていないのでただ今考え中・・・

22/08/28:右翼外翼プランク

 上面プランク材にもUDテープが貼ってある。接着剤は瞬間が使えないのでセメダインスーパーXを使用した。先に下面側のリブやスパーにスーパーXを塗り、上面を載せて一度剥がし接着剤を広げて5分ほど放置し、再度載せて接着した。前縁は前縁材に沿うようにマスキングテープで留めた。

22/08/28:右翼外翼組立

 プランク材は1mm、リブは2mm、スパーは3mmのスチレンシートを使用。補強に10mm幅のUDテープをスパーの下に貼り付けた。接着剤は瞬間接着剤を主とし、UDテープの接着はエポキシを使った。実機は捻り下げが付いており翼端に向かって翼厚が減るので作図が面倒だった。翼型は、図面からコピーしたもの。

22/08/28:右翼外翼基台

 4mm厚の発泡版の上にリブの台を接着する。正確に作図するとリブと台の間にはプランク材を挟むので一致しないが、工作精度からほぼ一致すると見なして作図してカットの手間を省いた。
 軟らかいスチレンシートとは云え垂直にカットするのは非常に難しい。