ハンドランチ 1200mm(4)の製作

1200mm(3)の機体は、最高高度が30m程度で自分の体力と技量ではそれ以上の高度は取れそうもない。高度を取るにはナロー翼が良い、との噂を聞きスナイプ似の機体を作って見ようと思う。ついでにサーボなどの調整し易いポッドにして見たい。主な仕様は下記のとおりで1200mm(3)と殆ど同じ。ただ、主翼の縦横比を大きくしたため翼面積が大分減った。どんな飛びをするのだろう。(18/06/11)

主翼:翼幅1200mm、エルロン方式、翼型AG45、46、47

尾翼:水平尾翼翼型HT22、垂直尾翼翼型HT23

胴体:Clair製競技用ブーム

今回主翼の平面形

1200mm(3)主翼の平面形

全備重量147.6gとなった。胴体(含;受信器、サーボ×3、高度計FDA)65.8g、主翼63.3g、電池7.7g、重心を翼根前縁から53.4mmに設定するため錘が10.9g必要となった。翼面荷重は11.3g/dm2。(18/09/09)

 

残念ながら期待したような高度獲得性能は出ていない。滑空性や旋回性は1200-3とほぼ同じかやや良といった感じ。それよりも問題なのは力一杯投げるとフラッターが出ること。翼端まであるエルロンを短くしてみよう。翼弦が短くなったせいか1200-3に較べて捻れ剛性が低い。カーボン翼に改造してみようか・・・(18/09/17)

18/01/13:垂直尾翼の取付
 ブームはくり抜かないで尾翼側を切り取って取り付ける。 

 取付角度が0.6度などという実現できないような角度になっているので一応治具を作って努力はしてみる。しかし、スパーを切断したので悪影響が出なければ良いのだが。

19/01/06:垂直尾翼折れる
 ハンドキャッチに失敗して垂直尾翼から落としたときにブームをくり抜いた部分から折れた。
 尾翼容積には余裕があるので尾翼一式を55mm前に移動することにした。

18/09/17:受信器の積替
 受信器をJRの411Bに交換する。高度計も純正のものを使用することにした。
 ポッド先端は電池のスペースになっているが何もないのは何かと不便なのでバルサ製のベッドを新調した。

18/09/06:やっと積み込んだサーボ類
 ラダーレスとしたため何とか積み込めたが、ロッドの重なりを避けるため配置が難しい。サーボはポリイミドテープで保護してボンドSUで接着した。

18/09/01:ロッドエンドの製作

 サーボはEMAX9051を使うためピンは径1mmのピアノ線を使わざるを得ない(ホーンの孔が1mm)。エルロンロッドは径1mm、エレベータロッドは0.8mmのカーボン。それぞれそれに合う真鍮パイプを使用している。

18/08/26:接着した垂直尾翼

 下の治具を使い垂直尾翼を接着。
 この時点で胴体41g、主翼63g。

18/08/26:垂直尾翼をセットする治具

 3mm厚のスチレンボードで製作。各々の面が直交するようにエポキシで接着。各尾翼の平らな面に当てて垂直尾翼をセットする。ブームに開けた垂直尾翼の穴は修正する必要があった。

18/08/25:水平尾翼をブームに接着

 作業台は水平ではないが水平とみなして主翼をセットし、水平尾翼を30分エポキシで接着する。

18/08/25:水平尾翼台の接着

 水平尾翼台はバルサ製。30分エポキシで接着する。

18/08/22:ホーンの切削

 0.5mmのカーボンを使用。上側がエルロン用。下側左は垂直尾翼に取り付けるスキッド。右側はエレベータ用。

18/08/16:主翼の接合

 上反角は5.5度とした。30分エポキシで接着する。

18/08/04:垂直尾翼とブームの取合い

 フライスで削った穴に垂直尾翼が嵌まらない。
 よく考えたらカッティングするときに翼型が出来るだけ崩れないようにとわざわざ中央と翼端の翼型を変えたため、中央部の厚みが厚くなったのが原因だった。
 カッティングし直すのも面倒なため中央部をサンディングして合わせた。

18/08/01:ポッド全体

 形にはなったが繋ぎ目に小さな段差がありここで気流が乱れる?のかも。

18/08/01:ポッド振れ止め

 1mmベニアで振れ止めを作りサーボベッドの先端に接着する。幸いガタは殆どない。ランチに耐えられるか?

 

18/08/01:ポッド補修

 薄くなった部分に薄手のグラスを貼って補修し、着陸時に接地する部分にカーボンを貼って補強する。

18/07/29:後部ポッド接着

 30分エポキシを使用。ブームの上側に1mmのベニアを貼る。この上にバルサ製の翼台を貼り付ける積もり。
 なお、今回はラダーは省略した。

18/07/28:垂直尾翼取付穴

 cncフライスを使用した。失敗したらこれまでの作業が無駄になるので手作業でやろうかと思ったが、何とか上手くいった。最後部は後で切り取る。

18/07/25:テーパーリーマー

 何時か役立つだろうと買っておいたテーパーリーマー。ブームのバカ穴処理に使用。金属用よりも微調整がきき孔がきれいに仕上がる。ただ、テーパーがキツいので要注意。

18/07/25:パイロンの立ち上げ

 パイロンはφ4のアルミパイプにM3ネジを切ったものを使用。ドリルスタンドを使用してブームに孔を開けたのだが中心線からズレてしまった。やむを得ずパイロンをベニア板上に直角に立ち上げ、ブームの孔をバカ穴にして対処。

18/07/18:サーボベッド用切り欠き

 ブームの先頭から107mmカットし、約136mmをサーボベッドの基礎として厚み3mmを切り残す。
 3mm厚のベニアと糸鋸を使用したが真っ直ぐに切るのが仲々難しい。補強のため切り欠き部分には切り落としたパイプを内側にエポキシで貼り付ける。
 サーボベッドは0.5のカーボン板を使用した。

18/07/15:出来上がったポッド

 一部削りすぎて薄くなった部分があるが概ね良好。総重量11.4g。

18/07/11:ポッドバギング

 型に200g/m2のグラスを3M55で貼り付ける。これにエポキシ5052を塗ってバギングする。固まったらサンディングし、30g/m2のグラスを同様に処理し再度バギングする。

18/07/07:ポッド型のサンディング

 #80のサンドペーパーで削る。これに薄手のサランラップを3M55で貼り付ける。

18/07/05:ポッド製作

 ブルーフォームとスチレンシートで作る。今回は前部のサーボなどが入る部分はソケットで取り外せるように目論んだがさて・・・ 

18/06/11:主翼材料の用意

 30mm厚のブルーフォームを使う。必ず失敗するので2機分用意しておく。