ハンドランチ 1500-2の製作

フルサイズ作って飛ばして見て、1200mmやラダー機などと較べて滞空性能や操縦性に優れているのは分かった。しかし、SさんAuriやNさんのNRJを見るにつけもう少し良い物を作りたいと思う。
 今回の目標は、200gを切ることを主眼にしたい。具体的には尾翼容積を犠牲にしても胴体を短くすることとサーボに軽いものを使おうと思う。主翼は手抜きの2枚つなぎ。尾翼は出来るだけ薄くしようと思う。
 主な諸元は、以下のとおりだが、さて上手くいくだろうか?(20/01/26)

主翼:翼幅1500mm、エルロン方式、翼型AG12、13、14、翼面積19.0dm2

尾翼:水平尾翼翼型HT22改、垂直尾翼翼型HT22改

全長:1000mm、全幅:1490mm

胴体:Clair製競技用ブーム、サーボ:D47×4

 やっと初飛行。エルロンを左右逆に設定しているのに気付かずランチ。危うく壊すところだった。突っ込み気味なので水平尾翼の前側に名刺2枚程度の紙を挟んで飛ばして見る。比較的素直な飛びっぷり。朝早いにも関わらずサーマルが発生しており、初飛行初サーマルのおまけ付き。(20/05/24)

翼端を緑の蛍光色で塗装。塗装で約3g増えた

下面は白のサーフェイサーのまま 右翼端にはバランス用の錘を貼り付け

 

20/05/16:取りあえず完成

 完成重量191.1g。主翼の左右バランスを取る錘3.2g。重心を設定値にするための錘8.4g、で計202.7gとなった。目標の200gを切ることは叶わなかった。
 グライドテストができる状態にはなったが、飛ばすところがない。

20/05/10:後部ポッド仮取付

 尾翼を取り付けたので後からは入れられない。前からもエルロンロッドが邪魔で入らないが、エルロンロッドの出口を縦に切って通す。最終的には接着してしまうのでこれでok。

20/05/09:サーボ取付

 サーボをポリイミドテープで巻き、SUで接着する。D47はコードが固いのでマスキングテープで固定する。

20/05/07:ペグの取付

 ドリルで穴を開け、長方形に加工した場所に先に作っておいたペグを差し込み、カーボン粉末を混ぜた30分エポキシで接着する。これで持つかどうかは判らない。

20/05/05:垂直尾翼取付

 垂直尾翼は、水平尾翼と直交するよう注意してメタルロックの点づけで接着。動かなくなったら増し盛りする積もりだった。練り混ぜた物は5分程度で固結状態になるにも係わらず点付け部分は30分経っても固結しない。仕方がなくCAを流す。点づけ部分の固結しない理由は分からない。

20/05/05:水平尾翼取付

 主翼と平行になるよう接着。接着剤はメタルロック。

なお、リンケージは0.8mmのカーボンロッドと内径1mmのポリイミドチューブを使用。今回はブーム内に納めた。

20/05/04:垂直尾翼取付治具

 垂直尾翼は、基準線から僅かに傾いているので治具が必須。これは前縁側を固定するもの。材料は2mmのスチレンボード。後側は尾翼がブームの中央に来るようかいものをするつもり。

20/05/04:ラダーホーンとテールスキッドの取付

 エレベータと同様の工作。

20/05/04:エレベータホーンの取付

 手法はエルロンと同様。ヒンジは15mm幅のポリイミドテープを使用した。

20/05/04:エルロンホーン取付

 ホーンは、0.5mm厚のカーボンファイバー板から切り出す。接着剤はメタルロックを使用。

20/05/03:ポッドカバー

 スムーズとは行かないが何とか嵌まった。

20/05/03:サーボ類の仮積み込み

 ポッドをかなり絞り込んだのでカバーがスムーズに嵌まるか心配。サーボなどを両面テープで仮に貼り付けてみる。サーボはCheeper carbon lightから降ろしたD47。

20/05/02:取付用切り欠き

 フライスでカットしたが、今度は慎重にやり過ぎてブームに嵌まらない。結局板にサンドペーパーを貼り付けた物で調整した。

20/04/30:垂直尾翼の作り直し

 ブームに設置する時のことを考えて眺めていたらどちらが表か判らない。よく調べたら間違いを発見。何故かフォームを整形する際、裏表を間違ったらしい。やむなく作り直した。大分惚けが進んで来たようだ・・・

20/04/23:ロッドエンドの製作

 尾翼用は内径0.8mm、主翼用は内径1.0mmの真鍮パイプを使用した。ピンはφ1.0のピアノ線。

20/04/23:ポッド後部仮合わせ

 主翼ベッドをブームに接着し、後部ポッドの上部を切り取って仮に合わせてみる。

20/04/19:主翼パイロン基礎をブームに接着

 今度は傾かないように慎重に作業した。接着剤はメタルロック。2箇所同時に接着しなければならないので忙しい。

20/04/18:主翼ベッド作り直し

 前に作ったものでも良かったのだが、パイロンの位置が判るような切削をしてみた。8mmのバルサを使ったので裏側から約1.8mm削った。

20/04/18:主翼パイロン基礎

 結局傾いたパイロン基礎を取り外し、新たに作り直した。ブームの残りものの切れ端にM4のナットを接着したものをブームにバカ穴を明けて取り付けることにした。接着剤はメタルロック。持ってくれるといいのだが。可使時間が短いので使い方が難しい。

20/04/11:ブームと主翼との取合い

 主翼をブームに取り付けてみると胴枠の基準線から傾いている。サーボスペースを作るためブームをカットしたとき、傾いたらしい。無視して進める手もあるがちょっと気持ち悪い。主翼、尾翼の取付が正常なら性能に殆ど影響ないとも思うのだが。

20/04/12:ポッド完成

 前部の胴枠を少しずつサンディングしながらポッドが嵌まるように調整。後部は上半部をカットする必要がある。

20/04/11:ポッド型のブルーフォームの取り出し

 アセトンで溶かす。心配した胴枠は簡単に取れた。ラップも斜めに巻いたせいか難なく取れた。壁に付いたブルーフォームは丸箸にくっつく包帯を巻いてこすり取る。

20/04/11:ポッドバギング結果

 皺もなく比較的きれいに仕上がった。ラップが重なった部分などに筋が見える程度。

20/04/10:ポッドグラス仕上げ貼り

 200g/m2でバギングしたものをサンディングして凸凹を少なくし、グラスの上に60g/m2のグラスを貼り付ける。やり方は200g/m2の場合とほぼ同じ。
 グラスの上から5052を塗り、梱包用ラップで覆ってバギングする。

20/04/10:出来上がったペグ

 カーボラインでベニアの芯を挟んでバギングした。サンディングしたら断面方向のカーボンが削られてしまった。強度的には問題なさそうなのでこのまま使用する予定。重さは、1.2g

20/04/08:ペグの製作

 1.7mmの航空ベニアを使用する。左が長さ45mm、右が50mm。最初45mmで作って見たが、何となく短いような気がしたので作り直した。これにカーボンを貼る予定。

20/04/08:ポッドのバギング結果

 今度はグラスが型に密着している。ただ、包帯の跡がでている。少しきつく巻きすぎたかもしれない。

20/04/07:ポッド作り直し

 失敗した型を凹みなどを修正して再度使う。型に梱包用ラップを2cm程度に切ったものを斜めに巻きつける。グラスに3M55を吹いて型に貼り付ける。この上から5052をグラスにローラーで塗り、梱包用ラップで覆い、ニチバンくっつく包帯を巻きつけバギングする。

20/04/04:ポッド先端部分

 どうせなら気に入らない型を作り直すかと先端部分だけフライスで切り出してみた。一見良さそうに見えるが上下で底面の大きさが異なる。

20/04/01:ポッドサンディング結果

 ダメだろうと思っていたが案の定全く使い物にならない。原因はラップとグラスが型に密着していないせいだと思う。さてどうしよう。

20/03/30:ポッドバギング結果

 盛大な皺が発生・・・。

20/03/30:ポッドグラス成形

 型に薄いラップを貼り付けその上に200g/m2のグラスを貼り付ける。ローラーで5052を塗りバギングする。

20/03/29:主翼ベッド

 バルサ材からフライスで切り出す。

20/03/29:ポッド胴枠

 1.2mmのベニア板からフライスで切り抜く。

20/03/26:主翼留めパイロンの接着

 30分エポキシで接着する。バルサに接着剤を塗り、ブーム内を通して長めのM4ボルトを締めて圧着する。

20/03/25:主翼留めパイロン

 M4の鬼目ナットを利用する。基礎となるのはバルサ材。選定が仲々難しい。バルサから飛び出る部分の羽根は糸鋸で切り取る。

20/03/22:主翼接合部の補強結果

 スプレッドカーボン-61をバイアスで使用。カーボンとスポンジの間には百均で売っている薄いシリコンシートを使用した。これは曲面にも馴染んでくれるしエポキシも付かないので仲々良い。

20/03/20:主翼接合部の補強

 補強部の接合できれいに仕上がったことがない。今回は、20mmスポンジで強制的に挟んで密着させる方法を試してみた。エポキシは5052。上反角は6度とした。上手くいくといいのだが・・・

20/03/20:ポッドの型

 先端部分を変更しようかと思ったが、そのままブルーフォームを貼り付けてサンディングした。後部は案の定というか長さが足りなくて15mmほど延長した。最終的には、ベニアの枠は外す必要があるが上手く外れてくれるかどうか。

20/03/15:ポッドの型枠

 1.2mmのしなベニアからフライスで切り出す。これにブルーフォームを貼り付けてサンディングする予定。先端をもう少し太くするべきだった。

20/03/12:エルロンの切り離し

 オルファの黒刃でカットするが、どうしても撚れてしまう。ヒンジは仕込んでいないのでポリイミドテープを使用する予定。

20/03/08:バリ取り後の主翼

 右翼重量43.70g、左翼49.00g、その差5.30g。
 またポカをやった。左翼のバギング時にエポキシの吸い取りを忘れてしまった。それが5.3gの差に出てしまった。左翼にはペグもいるし重量バランスが狂う・・・

20/03/06:右翼のバギング

 スパーには厚さ0.07mm幅24mmのUDテープを使用。翼根部分とエルロンの補強重ねをしてバギング。
 今回のバギングはバリも殆ど出ることなく上手くいった。
 1500-1では20mmのUDテープを使用して剛性不足を感じたが今回はその気配はない。

20/03/04:主翼前縁にカーボンを貼った状態
 3M467を貼り付けたカーボンは、長いものよりも短い方が作業性が良い。
 主翼接合部の凹みは、HobbyLiteで埋めた。

20/03/03:主翼前縁にカーボンを貼る

 カーボラインに3M467を貼り付けて切り取り、主翼に貼り付けてみたが、カーボンがバイアスで2枚重ねになっていることもあって伸びてしまうためきれいに貼れない。
 そこで3M467を中央部を僅かに開けてカーボンに貼り、片側の保護紙を取ったものを貼り付けてみた。この方法なら殆ど延びることもなくきれいに貼れる。

20/02/24:主翼接合部の凹み

 サンディング中に3Mわさび糊で接着した部分が剥がれてしまったので、フォームセーフの瞬間を流し、硬化促進剤を吹き付けたが、写真のように凹んでしまった。仲々上手くいかない。
 接合後、カット時に発生する細かいヒゲを3Mスポンジサンドペーパーで落とした後、水洗い乾燥させる。

20/02/24:仕上がった主翼コア

 内翼と外翼を3Mわさび糊で接着し、外形を整える。その後、前縁線を引いてこれを目安に前縁をサンディング。
 外翼部は平面形を整えるため前縁部を大分カットしたので翼型がかなり変形したのでこれが性能に悪さしなければいいのだが。

20/02/23:主翼内翼翼型熱線カット

 カットは半自動。熱線の軌跡が計画通り動くようにローラーの位置と弓後部に付けた自在車のレールの位置を確認する。今回は失敗無くできた。
 しかし、熱のせいか後縁側が僅かに縮んでいる。これはサンディングで調整するしかないだろう。

20/02/22:主翼外翼翼型熱線カット

 翼端側の弓をを固定して扇型にカットする。カットは手動。

20/02/16:主翼翼型テンプレートカット

 1.0mmのベークライト板を使用。

20/02/16:水平尾翼台カット改

 今度は間違えないように設定してカットした。

20/02/11:水平尾翼台改

 ベニア板で作ろうと思ったが重くなりそうなのでブルーフォームから削り出すことにした。フォームをスプレッドカーボンで巻き5052で接着した。バキュームは省略。

20/02/09:水平尾翼台

 ブルーフォームをスプレッドカーボンで巻き5052で接着する。翼部分はφ2.6mmのポリカーボネジで取り外せるようにした。ただ、ポカミスで台を2.5mmほど切りすぎた。どうするか考え中・・・。
 前縁部はカーボンを貼り直したが、きれいに仕上がらない。矢張り最初からカーボンを貼っておく方が良いようだ。
 コアは薄くしたが軽量化にはならない。水平垂直合わせて11.4gとなった。

20/02/02:バリ取り

 大きなバリはハサミで切り取り、サンドペーパーで整える。削りすぎて中味のフォームが出てきてしまった。強度上は問題ないと思うがこのままではまずいので上からカーボンを貼るか作り直すか、考え中。

20/02/02:尾翼のバギング

 切り出したフォームを熱線で翼型に切り出して平面と前縁を整えバギングする。カーボンは1500-1と同じ物を使用。バギングプレートはA4サイズのルミラーフィルム。垂直尾翼には厚み0.05mm、水平尾翼には0.75mmの物を使用した。水平尾翼に見える左側の帯はフィルムを繋いだメンディングテープ。写真はバリ取り前。

20/01/26:フォーム切り出し

 材料は、30mm厚のスタイロエース-Uを使う。2枚重ねでカット。尾翼は2機分用意した。白いものはカット用型紙。前縁側、後縁側ともに5mm余裕を取ってある。
 やり方を思い出すのが大変だった。