100g以下のモーターグライダーの試作

既製のハンドランチをモグラに改造してみたこともあるが、結局は翼面荷重が大きくなって性能が損なわれてしまうことが多い。100g以下のモグラは機体が小さくなるため条件は更に厳しくなるだろう。取りあえず翼面荷重10g/dm2程度を目標に作って見ようと思う。

試作機体の諸元
種別 モーターグライダー
全長 645mm
全幅 850mm
主翼面積 9.17dm2

 

作図中のJWW画面

 

使用機材一式(サーボ含まず)

小型機用の部品は持ち合わせがないので使用機材は従来のものばかりで一式38gにもなる。モーターAP05(5.8g)、プロペラ4.7x2.3(4.5g)、 アンプ6A Highmodel?(5.9g)、受信機TINAX DS4(3.8g)、電池 2S220mAh(13.1g)、サーボは RB-S022×2(5.2g)使用の予定(23/01/15)。

主翼位置変更後(23/01/18)

 

 本日初飛行。モータを回さないで手投げするとそれなりに滑空してくれるのでモーターオンで飛ばす。引きは充分で垂直上昇とは行かないがそれなりに上昇する。しかし、重心位置が悪いのか取付角などが合っていないのかモータを切ってからの滑空がイマイチ。今後、調整が必要。また、使用した折りペラが胴体に沿うような形で折りたたまれないのでグラウプナーの4.7x2.4に交換することにした。(23/01/22)

 

左が使用した折りペラ、右がグラウプナー 4.7x2.4

 

 本日2回目の試験飛行。改修点は、プロペラをグラウプナー製に取り換えたことと主翼の取付角を1.5度から1.0度に変えたこと。結果は先回より滑空状態が良い。ただ、機体が小さいことと白無垢の主翼のため視認性が良くない。翼端と裏面には彩色しようと思う。気温が低すぎて(-6度?)古いデジカメが動いてくれなかったのが残念。(23/01/29)

 

 今日は3回目の試験飛行。先回との変更点はアンプにブレーキが効くよう設定したことくらい。素直に上昇してくれる。滑空がややピッチング気味なのでポッド前部に1gの錘を貼り付けた。(23/02/12)

発航の瞬間

 

ハンドキャッチ寸前

 

  100gにはまだ余裕があるので翼幅を1mした主翼を作ってみようと思う。翼弦はそのままで翼幅のみ拡げることにする。翼面積は10.3dm2となった。全備約87gとなり翼面荷重はほぼ同じとなった。(23/02/26)

 

23/01/25:プロペラ交換

 プロペラをグラウプナー製に交換。サーボもes9521に交換した。重量は約3g増加して、全備77gとなった。
 モータの軸はφ1.5なので外径2.1、内径1.5のステンレスチューブをコニシのねじ山救助隊で留めてある。

23/01/20:取りあえず完成

 全備75gとなり100g以内には納まったがかなりの手抜き工事だった。
 うまく飛んでくれれば良いが・・・

23/01/20:ポッドの様子

 主翼取付台がせり出してきたので機材室がかなり狭くなったが電池は何とか納まる。

23/01/20:モーターカウル

 ベニアとブルーフォームで型を作り、塩ビ0.2mmを成形する。左下の穴は1回目の時ガスの熱で開いたもの。残った部分で何とか成形した。

23/01/20:尾翼ロッド

 尾翼ロッドは0.45mmのステンレス線を使った。保護パイプは0.8mmのポリイミドチューブ。

23/01/18:主翼位置変更

 尾翼をブームに接着し、胴枠にブームを差し込んでバランスを見てみる。
 かなりの前重であることが判明。切れ目を入れて置いた胴枠の上部をカットし、主翼を43mmほど前に移動させることにした。

23/01/17:主翼接合

 5分エポキシで両翼を接着し、30mm幅のグラスを補強として上下に貼り付けた。補強には5052を使用した。
 上反角は10度。留めネジはM2。ねじの重量を含んで16gとなり思ったより軽く仕上がった。

23/01/15:主翼取付台

 材料は9mm厚の桧材。φ5のカーボンパイプにエポキシで接着する予定。

23/01/13:尾翼の製作

 尾翼は1.5mmのバルサにグラスを貼った。計約5g。ヒンジはポリイミドテープを使用。

23/01/09:バギング状態

 片翼で約9gだった。

23/01/08:前縁にグラスを貼る

 グラスは26g/m2のものを使う。ハンドランチではないのでスパーは省略した。

23/01/07:主翼材料

 材料にブルーフォームを使うことも考えたが、出来るだけ軽くするためスチレンフォームを使用した。密度は0.01g/cm3

23/01/07:主翼の型

 主翼はスチレンフォームを使用する。翼型はAG12、13、14とした。型は1mmのベーク板。

23/01/06ポッドの組立

 側板は1.5mmのバルサ。胴枠は1mmのベニアで製作。ブームはφ5のカーボンを使用の予定。