にきびと漢方治療のQ&A 今までにご質問を受けたにきび漢方治療相談で一番多いものを取り上げております。

にきび漢方大学

どれくらいで効果が表れますか?

一番多い質問です。個人差がありますのでなんとも言えません。軽い風邪・軽い下痢など1服で効くこともあります。漢方薬を服用される方の多くは、病気そのものが慢性化し治りにくい状態で服用されます。当然病気の種類・状態その他の環境によって服用期間は変わってきます。ニキビは一月単位で変化がでます。よく効いている時は、主訴よりも体全体の不快感が無くなります。

煎じ薬とエキス剤の違いは?

現在製薬技術の進歩によってエキス剤が多く使用されております。漢方薬の有効な成分を抽出し、散剤・顆粒剤・錠剤・ゼリー状などにしたものです。使用法が便利な為に継続して服用するには非常に便利です。欠点は、処方構成が決められていますので加減ができません。煎じ薬とは、この点が大きく異なります。効果に関して、煎じ薬は煎じている時から効いていると言われますが、さほど大きな差はありません。状況に応じてエキスと煎じ薬と使い分ける方が良いかと思います。

漢方薬と西洋薬の併用は?

西洋薬と漢方薬の併用は、現在研究中の課題です。経験的にいって、西洋薬と漢方薬を併用することに問題はありません。しかし、インターフェロンを使ってる方は小柴胡湯などと同時に服用すると副作用が出る可能性がありますので避けてください。また、未知の部分もありますので服用する前には、専門家にお尋ねになることが良いかと思います。

妊娠していますがどうでしょうか?

漢方薬には、妊産婦の健康維持や早流産防止、つわりの軽減に有効なものもあります。また、風邪をひいた時や便秘・下痢などにも穏やかな作用の漢方薬を使います。しかし、中には流産を促進させる可能性のある成分を含んだものもありますので、やはり注意が必要です。 必ず専門家にお尋ねください。

一番効果的な服用方法は?

一番効果的な服用方法は、忘れないように1日の用量を2回~3回にわけて空腹時に服用することが一番良いと言われています。さらにエキス剤の散剤・顆粒剤であればお湯に溶かして服用するのが一番良い方法です。錠剤・丸剤はコップ一杯のお湯で服用してください。煎じ薬は、特別な指示が無い限りは温かいまま服用してください。長期に服用する場合、忘れるくらいなら、気がついた時に4時間以上間隔をあけて服用されると良いでしょう。