にきび治療に良く用いる漢方薬・・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう) 処方解説

にきび漢方大学

にきび治療に良く用いる漢方薬・・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

半夏瀉心湯 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう) 

半夏6.0、黄芩3.0、大棗3.0、人参3.0、甘草2.5、 乾姜1.5、黄連1.5

中医学の効能・効果

和胃降逆・消痞・止瀉・清熱・調和腸胃

処方解説

消化力を高めるために半夏と乾姜がはいっており、また黄連・黄芩の配合によりみぞおちのつかえを解消します。
辛熱の乾姜で胃の下部を温め、苦寒の黄連・黄ごんでみぞおちの部分の熱を冷まします。 痰を切る半夏で吐き気やげっぷをしずめ、人参・甘草・大棗で脾の働きを高めます。
半夏瀉心湯は、みぞおちがつかえ、胸苦しい、気持ちがすっきりしない、はきけ、腹鳴りがある、食欲不振などの胃腸病を目標にします。即ち急・慢性胃腸カタル、消化不良、胃炎、胸やけ、二日酔い、醗酵性下痢などに本方が適用されます。

みぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり、食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:
急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、むねやけ、口内炎、神経症。

にきびと半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)のワンポイントアドバイス

比較的食欲旺盛で食べることができるけども、排便時に軟便傾向にあって口のまわりにできるにきびに用います。口内炎が良くできるような人もこの処方をもちいます。

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