にきび治療に良く用いる漢方薬・・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう) 処方解説

にきび漢方大学

にきび治療に良く用いる漢方薬・・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう)

荊芥連翹湯 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう)

 柴胡4.0、白し2.0、桔梗2.0、当帰1.5、芍薬1.5、川芎1.5、地黄1.5、黄連1.5、黄芩1.5、黄柏1.5、山梔子1.5、連翹1.5、防風1.5、薄荷1.5、荊芥1.5、甘草1.5、枳殻1.5

中医学の効能・効果

清熱解毒・去風排膿。養血

処方解説

柴胡清肝湯の変方で牛蒡子・天花粉を防風・荊芥・白芷・枳殻にかえて、補血薬の量を減らしています。 皮膚のかゆみ・化膿などに重点をおいた配合です。 荊芥連翹湯は、アレルギー体質の人の耳・鼻・咽喉そして 皮膚疾患に対して、清熱、和血、解毒の作用により諸症状を改善します。 即ち、蓄膿症、慢性鼻炎、扁桃腺炎、にきびなどに本方が適用されます。 蓄膿症・慢性鼻炎・慢性扁桃腺炎・にきび。
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にきびと荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう)のワンポイントアドバイス

にきび薬の処方で一番多く使われるのがこの処方かと思います。皮膚の患部が、乾燥した状態と湿潤したものの両方の患部があります。清上防風湯との違いは、できる部位が目線より下で髪の生えぎわにできたり輪郭に沿ってできる特徴があります。この処方も、脾の働きが悪い人が多く患いますので軟便傾向がある人は参苓白朮散・六君子湯の併用が必要です。後鼻漏といって鼻汁が後ろに回るような人にも用います。

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