あ、にきび!青春してるねぇ??
今回できたにきびも大きくてやだなぁ、化粧でカバーしきれないなぁ、どうしよう・・・。
にきびのないひとと自分は何が違うんだろう。
つねに顔のほとんどを占めているにきびでお困りのあなた。
なぜ、赤くて大きいにきびができるのでしょう?
にきびの噴火
中医学では、ひとを取り巻く環境や変化がからだに大きな影響を与えると考えています。
外界からひとのからだへ侵入して病気を引き起こすもののひとつ、風熱の邪は、鼻や口から空気といっしょに吸い込まれて肺にダメージを与えます。肺には、からだの防衛力を保ったり、皮毛(汗腺を含む皮膚組織)を健康な状態に保つ大事な役目がありますが、風熱に犯されるとその役目をきちんとこなせなくなります。
でてくる症状は自然界の風や火熱の特徴をもちます。燃えさかる炎のように勢いがあるために大きくて赤みや痒みが強いにきびがでます。暖房をしている部屋は、上の方は温かくても足もとは冷えていることがあります。温かい風が熱ければ熱いほど、上昇へ上がる力も強くなります。そのため、にきびが顔の上部の額・眉間・頬などにできやすくなります。また、吹いたり止んだりという風の特徴と一緒で、すぐに新しいにきびが別の場所にできるのがこのタイプのにきびです。
時期がくれば治る若者に特有のにきびですが、放っておくと痕が残るようになるため、正しい治療が必要です。また、風熱型のにきびを持つ若い人は、食欲が旺盛だったりするので、体内の熱を増強しにきびの症状を激化させてしまうこともあります。