健康食品を選ぶポイント
日本の健康食品は、消費者にとって大変わかりにくく、極めて遺憾な現状といわざるをえません。健康のための食品であるにもかかわらず、安全と安心が約束されていない製品が数多く出回っていたり、主成分がどの程度含有されているか表示されていなかったり、その製品に実際に使用されている素材のデータではなく、他社で確認されたデータをあたかも自社で確認したかのように、記載しているものまで、様々な製品が混在しています。
消費者の皆様は、いかにもすごいと思われるような記載がないと安心できないのではとも考えますが、薬事法上から言えば、効能・効果を表記しないで、薬事法をしっかりと守っている企業のほうが、より安心できるものなのです。その点をお考え違いのないように、ぜひ良品をお選びください。
1.
安全・安心が約束されているかどうか
- 素材の安全性が確認されているか。
(毒性があるかどうか調べられていない製品もある。)
品質試験がなされているか。
(細菌が混入していたり、農薬が残っていたりする製品もある。)
製剤試験がなされているか。
(錠剤が溶けないような製剤もある。)
一般の消費者が知ることはなかなか難しいので、メーカーの信頼性で判断するしかないのが現状です
2.
使用している素材の基礎や臨床のデータがあるかどうか
- 素材の効果が、基礎試験により確認されているか。
製品の効果が、臨床試験により確認されているか。
いわゆる健康食品は、医薬品ではないため、臨床試験が行われることはほとんどなく、モニター報告がほとんどです。これは、アンケートなどで飲んでどうであったかを確認するものです。また、いわゆる健康食品は、効能・効果をパッケージはもとより、パンフレットにも表示することはできません。
栄養成分表示がなされている。
主成分の含有量が表示されている。
効能・効果が表示されているものは、買わない。 |