神戸薬科大学の難波宏彰教授です。
マイタケ研究は、すでに10数年前より研究はスタートされています。
難波教授のプロフィールをご紹介します。
1942年生まれ。京都大学農学部で「ウイルスの増殖抑制」を学んだ後、神戸女子薬科大学助手を経て、現在神戸薬科大学微生物化学教室教授、及び同大学院教授兼任(京都大学農学博士)。
ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンスのメンバー。
1995年9月、アメリカ代替ガン治療学会学会賞受賞。
<著書> 「がんに挑む 舞茸」 発行:(株)法研、定価 1200円他
●難波先生のコメント
マイタケはその昔、これを手に入れた人に同じ重さの銀を与えたというキノコです。それ程貴重であったマイタケも、現在ではバイオファームで完全管理のもとに生育され、年中入手が可能となり、研究材料として用いることが可能になったのは、14年前のことです。
それ以後、研究室の諸氏の努力により、動物実験で、このキノコにガンや糖尿病、高脂血症さらに高血圧に対し、その症状を改善する物質が含まれること、そしてその改善の仕組みが明らかにされました。従って、現在このキノコは、人に銀だけでなく、健康を与えることに寄与する可能性を求めて研究を続けています。