ガンと免疫系健康食品・・・・・・・・がん発生のメカニズム

Pleurotus cornucopiae Lentimis Edodes Mycelia Cordyceps Siinenis Pleurotus ostreatus  parassis crispa  Agaricus blazei Murill

 
癌発生のメカニズム

ガン発生のメカニズムはイニシエーション(initiation)、プロモーション(promotion)、プログレッション(progre$Sion)という3つの過程が関与しています。

  また、ガンの原因は細胞遺伝子DNAの異常・変異による細胞の増殖異常にありま  す。フリーラジカルや発ガン性物質、ウイルスなどによって細胞膜が破壊され、  DNAが直接ダメージを受けて遺伝子の塩基配列が変性され、変異した細胞が無限  増殖を起こすのです。


本来、正常な細胞はDNAによってプログラム化され、細胞分裂の回数(周期)が決められており、一定の回数が来ると細胞は分裂を止めて死亡します。こうして体の細胞は常に新しい細胞に作り変えられていくのです。人の体は約60兆個もの細胞から成り立っていますが、これらの細胞は数が多すぎても少なすぎても困ります。そのため、各細胞の数は増殖を促す物質と、逆にそれを抑える物質の両方によってコントロールされているのです。しかし、例外なのが生殖細胞ですが、ガン細胞もまた細胞周期の正常なコントロールから逸脱した細胞です。細胞のガン化には細胞周期の調整に中心的な役割を果たしている分子の遺伝子が突然変異していると考えられます。
こうした分子は大きく2つに分類されます。1つは「ガン抑制遺伝子産物」(網膜芽細胞腫タンパク質など)、及び「ガン遺伝子産物」(アデノウイルスなど)の転写因子類です。もう1つは、細胞周期に関係するキナーゼやサイクリンです。その仕組みについては今日分子レベルでの研究が進んでおり、近い将来、発ガン機構について全面的な解明が実現されることでしょう。

癌の発生は非常に難しい問題です。癌の細胞は元々「自己」の細胞です。
それが種々の原因により遺伝子に突然変異を起こすなどして「自己」から逸脱し、際限なく増殖するようになったものです。遺伝(先天性)も大切です。
悪性疾患にかかりやすい体質があるのです。免疫は正常であれば「自己」には反応しないため、長い間、「癌免疫」は存在しないと考えられてきました。しかし、異物を退治するように、免疫の働きによって癌を縮小、消失させられないだろうかと考え、研究を続けてきた専門家が大勢いました。
免疫には体内に病原体が侵入すると抗体をつくり、病原体をやっつける能力があります。これを液性免疫と呼んでいます。この液性免疫による抗原抗体反応を利用して、「癌免疫」を発見する試みがなされてきました。確かに、癌細胞は正常細胞とは異なった特有の蛋白質をつくりだしています。そして、その異常な蛋白質を抗原として、数多くの癌抗体が作られることも分かってきました。
ところがこうした癌抗体は癌細胞を叩く働きをほとんどしていないことが分かり、「癌抗体」の存在は疑わしいとされてきました。しかし、思わぬところで「癌免疫」の可能性が明らかになりました。臓器移植の研究です。他人の臓器を移植する手術自体はそう難しいことではないのですが、その後に起きる「拒絶反応」が移植臓器の生着に関わってきます。移植された臓器に対して免疫が攻撃を仕掛け、排除しようと働くため、生着が難しいのです。同じ人間の臓器なのに、なぜ他人の臓器は否定するのか、それが大きな疑問でした。その疑問は免疫学から言えば免疫は何をもって「自己」と「非自己」を見分けているのか、という問題でした。
その後の研究で、身体を形成している膨大な数の細胞の一つ一つに、その人特有の印がついていることが分かってきました。一人の人間の細胞は、皮膚、心臓、肝臓など、どこの細胞をとっても細胞の表面に同じ印を持っているのです。
そして、この印を識別できる細胞がリンパ球のT細胞であることが突き止められました。最近、臓器移植が正式に認められ、我が国でも行われるようになりました。脳死判定後、多くの人々がその臓器の提供を受け、病による長期にわたった苦しみも和らいだと思いますが、提供された方の尊い精神に感謝すると共に、その崇高なお気持ちを無駄にしてはならないと思います。しかし、そこにも生着の問題があるのです。つまり免疫の問題が出てくるのです。

癌細胞の主力はT細胞ですが、免疫系細胞が発動する前にNK細胞が働くことが分かっています。(注:NK細胞;感作されていない正常人または正常動物のリンパ系細胞が試験管内で主要細胞を融解する現象が1975年に見つけられ、そのエフェクター細胞をNK細胞といい、T・B細胞に属さないリンパ球でこの細胞による腫瘍細胞融解機能はNK活性と呼ばれる。生体内でも抗腫瘍作用がある)この細胞は異物化した細胞に対して攻撃を仕掛け、殺すが、発癌の初期段階で特に重要な役割を果たしていると考えられます。ただし、その攻撃力はあまり強くありません。
次に発動されるのはT細胞です。癌を発見したマクロファージから連絡を受け、ヘルパーT細胞が出動し、受動体を使って攻撃すべき異物かどうかを確かめます。異物と認識したならば、インターロイキン2を分泌してキラーT細胞に指令を出し、攻撃させます。キラーT細胞が徹底的に癌細胞を攻撃してくれれば、癌は縮小し、消滅するはずです。