10代にきびの特徴
最近「15歳ころからニキビに悩んでいます。
特に生理前は悪化するようです。」
「ニキビは治ってもこのままオイリー肌の大人になってしまうのでしょうか?心配です」などという相談が後を絶ちません。
中学生女子の55%、高校生女子の65%がニキビに悩んでいるといわれています。こキビは治療可能な皮膚疾患ですし、20歳を過ぎると、だんだんニキビのできにくい肌へと変わっていき、10代のようなニキビのできかたをしなくなります。大人になればなったでまた、別の原因でニキビができますが、10代のニキビは10代のうちにしっかり改善しておきましょう。
生理前にニキビが悪化するのは、思春期には、10代の男子同様に皮脂分泌が過剰になるからです。
排卵後には黄体ホルモンの分泌がさかんになり、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌活動を活発化するのです。そのため、生理2週間前からニキビができて、悪化しやすくなります。体の成長という点から見ると、卵胞がしっかり育ち、排卵されている証拠であり、大人の体になったことでもあります。ニキビは早く治療し、悪化させないようにして、くりかえしつくらない肌質をつくることが大切です。ニキビのできる理由を理解して、ニキビの状態にあった適切な処置をしましょう。