カサカサタイプのニキビ
「 にきびができる人はみんなオイリー肌？」
乾燥肌だけどにきびができるのよ、私。。。
にきび用のケア用品って使うとがさがさになっちゃうし、しっとりするものを選ぶとにきびが気になるし。乾燥肌とオイリー肌の中間というより、両方なの！というあなた。
どうして、乾燥肌なのににきびができるの？
「 若いのにかさかさ肌」
中医学では、血が栄養と潤いを与えるものと考えます。血が足りないと、乾燥します。
血は、もちろん食べ物を食べてはじめてからだのなかで作られます。食べたものを消化吸収して気・血・体に必要な水分をからだ全身にめぐらせるはたらきをする臓器は脾です。脾がもともと弱い、または、冷たいもの、刺激物や脂っこいものの取りすぎ、暴飲暴食、偏食などによってはたらきが衰えると気や血の不足が起こります。
気のはたらきのなかに、推動作用といって血に対しては血液循環をさせる力があります。気が不足すると、血の動きが遅くなり、滞りを生じるようになります。これを気虚血おといいます。血が行き渡らないために、皮膚を潤せなくなり、いわゆる乾燥肌となってきます。血が不足している人は、乾燥状態が進むと次第にそこに軽く熱を生じるようになります。
また、一方では、脾のはたらきが弱ることで水分代謝がわるくなるために、からだに余分な水分（湿）が溜まるようになります。からだの外にうまく排泄されなかった湿は、それでもからだから追い出そうとして体表部に向かって吹き出してくるようになります。通常は、からだの中で熱を生じたり、熱がこもるようになると一緒になって、赤みや痒み、痛みを伴うにきびとなりますが、気虚という状態がある為（動かす力があまりないため）に、大きなものはほとんどできません。いつも大体決まったところににきびができます。気虚血おとなっている場合、女性では生理時の血液がレバー状であることが多いです。
「 治療は？」
脾を元気にして、気血を補いめぐりをよくする当帰芍薬散、十全大補湯、人参養栄湯などを使います。また、瘀血をとるために桂枝茯苓丸をよく使います。
