にきび治療とサプリメント

 ビタミンC  

まずは、お肌のしくみなどについて少しお話しをしましょう。
ビタミンC皮膚の大事な機能の1つに、外界からの紫外線や細菌・バクテリア・化学物質などをはねつける働きがあります。角質細胞上を薄く覆っている脂膜が肌の状態を弱酸性に保って、それら外敵に対して第一の重要なバリアーとなって進入を防いでいます。さらには、無害化する働きもあって、きれいな皮膚を保ちます。その正常な皮膚状態を維持するには、皮膚のターンオーバー(細胞再生)がしっかりと行われることが必要なのです。
平均2週間かけて行われるターンオーバーについてお話ししましょう。
表皮の一番下にある基底細胞が細胞分裂して新しくできた表皮細胞は、だんだんと皮膚表面に向かって押し上げられ、最後に細胞核が消滅しケラチンと呼ばれるタンパク質、角質層となります。その後、約2週間後に角質層は、新たにできた表皮細胞によって押し上げられて、表皮にとどまっていることができなくなります。役目を終えた角質層は、垢となってはがれ落ちます。
皮膚では、このターンオーバーが繰り返されていることで、正常にその機能を発揮します。また、体の筋肉や皮膚などの組織を作るもとはタンパク質です。食事で体内に取り入れたタンパク質は、そのままの形では人間のタンパク質とはなりません。一度、胃酸や各種消化酵素によってアミノ酸というものにバラバラに分解されて、そのあと、人間の体にとっていい形のタンパク質(筋肉・皮膚など)へと再合成されています。

 ビタミンCとにきびの関係について  

ビタミンCは、コラーゲンの合成、体内の抗酸化、鉄の吸収をたすける栄養素です。
私たちの表皮の下にある厚い真皮では90%がコラーゲンです。コラーゲンは、皮膚、腱、骨などの結合組織を構成している線維状のタンパク質(アミノ酸、ペプチド)のことです。赤ちゃんのときに最も多く体内に存在するので、赤ちゃんのお肌はすべすべしてハリがあり、みずみずしさを保っています。ところが年齢と共に、また紫外線や活性酸素(フリーラジカル)によって、コラーゲンは硬く、もろく変性してしまいます。このような真皮の変化(コラーゲンが減ってきたり、その質が変化してくる)を抑えるために、ビタミンCでコラーゲン生成を促しましょう。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが減って肌が弱くなってハリがなくなり、体の抵抗力である免疫機能が低下します。
破壊されたコラーゲンの修復に効果があり、ニキビ跡の予防にも効果的なビタミンCをとりいれて、丈夫なハリのある肌を作りましょう。

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