にきび治療に良く用いる漢方薬・・逍遥散(しょうようさん)
逍遥散(しょうようさん)
当帰3.0、芍薬3.0、白朮3.0、茯苓3.0、柴胡4.0、甘草2.0、生姜1.0、薄荷1.0
中医学の効能・効果
疏肝解欝・健脾補血・調経・清熱涼血
処方解説
柴胡によって肝気をスムーズに流し肝の働きをよくします。少量の薄荷が補助します。
当帰・芍薬で補血し、柴胡・薄荷とともに肝の働きをよくします。白朮・茯苓・甘草と生姜は、消化器の働きを高めて、血の生成を促します。
にきびと逍遥散(しょうようさん)のワンポイントアドバイス
肝鬱化火の一つの処方です。加味逍遥散、大柴胡湯との違いは、舌の色が淡であることです。生理前に胸が硬く張り月経中に軟便・下痢になる傾向にあります。当然、情緒や生理によって症状が変化します。