アガリクス茸と生理・薬理活性
1)アガリクス茸の生理活性物質
今日まで、アガリクス茸の研究で明らかになった薬理効果とその有効成分は
次のようなものです。
@ 抗腫瘍活性:多糖類など、β−グルカン、β−グルカンタンパク複合体、酸性ヘテ ログルカン、キシログルカン、ヘテログルカンタンパク複合体、RNAタンパク複合 体、糖タンパク(レクチン)等。
A 制ガン活性:ステロイド類、セレビステロール誘導体、エルゴステロール酸化誘
導体等。
B ガン予防:食物繊維、β−グルカン、ヘテロ多糖、キチン質等で、発ガン物質の吸 着。
C 血糖降下:多糖類(β−D−グルカン)、多糖タンパク複合体、RNA複合体。
D 血圧降下、コレステロール低下、動脈硬化改善:食物繊維、不飽和脂肪酸
(リノール酸等)。
E ビタミン駄作用、骨粗髭症改善:エルゴステロールの光照射と加熱により生成。
F その他:消化器系、循環器系、呼吸器系、内分泌系、筋肉・関節、婦人科系、皮 膚、アレルギーなど自己免疫疾患等に効果が認められています。