デトックスで体内毒素を浄化
「腸内洗浄」
「腸内洗浄」とは、専用の装置を用いて腸に温水を注入し、腸壁にこびりついている宿便(滞留便)や有害物質などを洗い流す方法です。
海外では「コロンハイドロセラピー」や「コロニクス」と呼ばれ、毒素を排出して体内を浄化するのに効果的な療法として人気を集めていますが、近年、日本のクリニックなどでも取り入れるところが増えてきました。
「宿便や有毒ガスが 健康を阻害する」
「便秘の人はもちろん、毎日お通じがある人でも、腸壁のくびれなどには古い便やはがれた皮膚などが蓄積しています。それらがたまってくると
、腸の蠕動運動を妨害して便が排出されにくくなると同時に、悪玉菌や雑菌が繁殖しやすくなってアンモニアなどの有害ガスが発生。腸の粘膜を傷つけたりするのです」と話すのは『銀座サンエスベロ大森クリニック』 の大森隆史先生。
この有害ガスが腸から吸収されて肝臓に運ばれると、解毒の要である肝臓の働きも悪化させることに。その結果、全身に毒素がたまり、冷えや肩こり、肌トラブル、疲労感など、さまざまな症状を招
きやすくなると言います。
「腸内洗浄によってこれらの症状が改善されるばかりか、アレルギーや生活習慣病などにも効果があります。
張り巡らされ、血液中の老廃物を回収して体外に排出します。だからリンパの流れもよければ汗もかきやすくなるというわけです。 半身浴、シャワーマッサージなどでリンパ管を刺激しながらデトックスしましょう。
「腸の力が回復して 便秘しにくい体質に」
腸内洗浄を行うことによって、腸の力を回復させる効果もあります。
「滞留便の重さで伸びきった状態になっていた腸に収縮する力が戻り、便を排出する力が強まるので便秘しにくくなるのです」さらに、悪玉菌を洗い流し、施術の最後に乳酸菌のエキスなどを注入して善玉菌を増やすことで、腸内細菌のバランスがいい環境を取り戻す効果も。
1か月に1~2回のペースで繰り返すことで、病気を予防し、体全体の免疫力を高めることが期待できます。